CHARACTER
のらきゃっと
彼女の名は、のらきゃっと。
無数にあるゼノアースのひとつ、「イムラバース」から来た戦闘用アンドロイドである。
彼女の故郷は、わたしたちの世界によく似た、少しだけ未来の機械文明の世界である。
しかしその世界は、資源枯渇に伴って長く続いた人類同士の争いにより、滅亡の危機に瀕している。
彼女は、荒れ果てた故郷を救う手がかり——世界を再生させるほどの力を持つというゼノリスを求めて、終わりの見えない旅に出た。
コネクターたちがXRCのゲートを使って世界を行き来するのに対し、彼女がどうやって世界から世界へと渡っているのかは、誰も知らない。
気づけば、彼女はそこにいる。どこかのゼノアースに。そして時には——リアルワールドの片隅にさえ。
彼女はあらゆる場所に現れ、時には闘い、時には交流し、情報を求める。
ただ、故郷を救う手がかりだけを探して。
機械の声で、時折不思議な言葉を話すのは、異界の言語を自らの翻訳モジュールを通して話しているから。
頭の猫耳は、戦闘用アンドロイドとしての索敵センサー。
危険を恐れず突き進む彼女のことを、心配して手を貸すコネクターたちは、いつしか「ねずみさん」と呼ばれるようになった。
今日も彼女は、どこかのワールドを歩いている。
荒れ果てた故郷と、そこで待つ誰かのために。
旅するアンドロイドと出会ったなら、その探しものの話を、聞いてみるといい。